創業以来の定番ビール、『ピルスナー』がWBC2024で銅賞を受賞しました!

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箕面ビール創業以来、定番ビールでありながら日々ブラッシュアップし続けてきたピルスナーが、この度≪World Beer Cup2024 Bohemian pilsner部門≫において銅賞を受賞いたしました。

とくにここ数年はシーズナルビールで様々な挑戦をしつつ、定番ビールを大事にしたいという思いで試行錯誤を繰り返し製造し続けてきたこともあって、今回の受賞は私達にとっては大変感慨深いものでした。4月25日の朝、ラスベガスでの授賞式をオンラインで視聴していましたが、司会者が  ”  …  Minoh beer…” と読み上げた時はモニターの前で思わず言葉にならない声が飛び出してしまいました。

製造免許取得の1997年、一番初めに醸造したビールが“ピルスナー”になります。
「地ビール」という言葉が全国に広がりつつも、クラフトビールに馴染みのない方がほとんどで、決して“飲みやすい”というイメージではなかった当時。一杯で終わるビールではなく、「何杯でも飲める」、「どんな料理とでも飲める」、「毎日飲みつづけられる」ビールを造ろうと、日本人に馴染みやすいラガー(ピルスナー)と黒ビール(スタウト)、その中間のダークラガーというベーシックなスタイルの3液種の製造から、箕面ビールは始まりました。

いわば、箕面ビールの原点ともいえるピルスナー。
2016年、スタウトが≪Word Beer Cup2016  Dry Stout部門≫で金賞を受賞。その当時もオンラインで受賞式を視聴していて、受賞の瞬間は工場の事務所で飛び跳ねて喜んだのを昨日のことのように覚えています。今回もスタウトに続いて定番ビールの受賞。
(※2012年のWBCではシーズナルビールのゆずホ和イトが金賞をいただきました)
ピルスナーは低温発酵 長期熟成のビールで、世界で一番飲まれているビアスタイルでもあります。だからこそ“美味しい”と思ってもらえる味覚のハードルは高いと考えています。
定番ビールの細かいブラッシュアップの日々を、一日、一月、数年と、ブルワリースタッフ達とともに重ね続けてきた中で、特にピルスナーは製造工程のあらゆる角度から微調整を繰り返してきたこともあり、嬉しさもひとしおです。

世界で最も権威のあるビールコンペティション、WBCのタイトルをピルスナーが受賞できたこと。これが原点回帰のきっかけとなるのかもしれませんし、この出来事が私達が取り組んできた結果と捉え、さらに気持ちを入れ前進してきたいと思います。

 

最後に、いつも箕面ビールをご愛飲いただいているお客様、また今回の受賞を祝っていただいた皆様へ、心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。飲んでいただけるお客様があってこそ、私たちは日々試行錯誤を重ね続けることができます。これからも “特別でなくデイリーなビール” を目指し、たくさんの方に飲んでいただきたく、気持ちを新たにスタッフ一同頑張る決意です。

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〈WBC2024  Bohemian style pilsener部門〉
発表の瞬間!

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ラベルは何度か変わっていますが、現在は定番ビールのラベルを一新し、
ビアスタイルをネーミングとし、ベースの配色を変え5液種を展開。
そこに2020年におさるIPAが新たに加わり、現在では定番ビールは6種類になります。

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2022年発行のフリータブロイド紙『読む、箕面ビール』にピルスナーが登場。
ピルスナーをベースにしたフーダービア『BATON 001』の特集にて。こだわりナチュラルワイン専門店のオーナー・富鶴さんにピルスナーを褒めていただき、上機嫌のブルワリースタッフたち。

WAREHOUSEから徒歩30秒のところにお店があり日頃からとても仲良くさせてもらっていますが、特にピルスナーを絶賛してくれていました。昨日、WBCの受賞を報告したところウルウルと涙しながら喜んでくれて、もらい泣きしそうになった私たちです。